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2013年10月 4日 (金)

お伊勢さんの式年遷宮

2日の晩、ぎふチャンネルとNHKの式年遷宮特別番組を見ていました。各社ともにその力の入れようはやはり今のお伊勢さんブームによるのだろうか。私はいろいろな意味で危機的な状況にある日本を神様が導いてくださっているのではないかと、改めて日本の数千年の伝統のなせる力を感じていました。どのくらいの国民が見ていたのか分かりませんが、陛下の祈りと同時に多くの国民が国の安泰を祈るという日本ならではの瞬間を持てました。皆さんはいかがでしたか。
お伊勢さんの遷宮に関わる所講演のレジメをアップしましたのでHPで御覧下さい。  H

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コメント

いつも記事を拝見しております。古希を過ぎてもなお、前任校(京都産業大学)同様、情熱を持って教育と日本のソフトパワーの発信に取り組まれている所功先生に敬服します。

以下は最近書いたものです(本年3月頃)。仮に題をつけるのであれば「近代の皇族における帝王学についての考察」としておきます。筆者は京都産業大学の法学部法律学科を卒業したものの、皇室典範につきましては殆ど門外漢ですが、以上を承知の上でどうかご海容願います。この小論が再度、「皇室の危機」論議の活性化につながればこの上ない喜びですが、不適切な投稿でしたら削除願います。

言わずもがな、今日皇室が「危機」にあることは論を俟たない。それも山積している。一般的には、皇位継承問題―女帝ひいては女系天皇を認めるか―に理解されているが、僭越ながら、ここではあえて帝王学(帝王教育)について論じたい。
それというのも、筆者に言わせれば、いわゆる皇位継承問題は既に決着が着いているのである。それを極言すれば、「女帝・女系天皇の容認」である。しかし、この報告書に対しての慎重派、ひいては「男系固執派」からの評判は芳しくない。その後棚上げ、論争になったことは田中卓氏(皇學館大学名誉教授)の新著『愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか』(幻冬舎新書、平成25年)にもある通りである。
筆者は、この本に大いに啓発された。卒寿にして、なお矍鑠(かくしゃく)と碩学ぶりを発揮されている氏に、深く敬意を表するとともに、改めて稿を草する次第である。

周知のように、戦後の『皇室典範』(以下、「典範」)は、皇位継承者を「皇統に属する男系の男子」に限定している。さりながら、現在皇室の御方々の中には男子で若い方が少なく、現行典範の運用が極めて困難な状況にある。平成18年9月6日に秋篠宮家に悠仁親王が誕生されたけれども、根本的な問題解消にはならない。
筆者は「皇室典範に関する有識者会議」の報告書に見える典範改正案に原則として賛成の立場であり、もしも改正するのであれば早期が望ましいと考える。

現行典範では、「皇位は世襲」であり、「皇統に属する男系の男子」が条件である。所功氏(京都産業大学名誉教授)の講演録『皇室典範と女帝問題の再検討』(国民会館叢書、平成14年)によれば、将来天皇になられる御方にとって肝要なことは、皇位を継承する運命にあることを早くから自覚し、それにふさわしい自己形成に務められることである。その上で、周辺の人々も一意専心ご教育を申し上げなければならない。しかも今までの女子皇族は、やがて一般の方と結婚して皇族身分を離れる(皇籍離脱)ことを前提にお育ちになっておられる。それゆえ、女子皇族にも皇位継承の資格が認められた場合には、ご本人にその自覚を持っていただき、周囲もそのつもりでご教育申し上げなければならないとのことである(56―58頁)。

繰り返すが、近代の皇族の方々にとって皇位継承問題と帝王学は喫緊の課題である。ちなみに、愛子内親王殿下は本年3月をもって学習院初等科を卒業される。悠仁親王殿下は9月に8歳の誕生日を迎えられる。しかも今日、多くの女子皇族が「結婚適齢期」にある。不遜な言い方になるが、皇室を構成する御方々が近い将来少なくなることは予測できる。政府には将来的に皇位を継承される皇族方の帝王教育のためにも、直ちに現行典範の改正を急いでもらいたい。

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